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夫婦やカップルには、「似たもの同士が上手くいく」「真逆だから面白い」こんな真逆の意見があります。
私たち夫婦の場合は、真逆。
そして、その"真逆っぷり"が想像以上だった。
私は、ストレスを握りしめて、ひとつずつ砕いて、腑に落とさないと前に進めないHSP気質。
一方で旦那さんは、「嫌なことあっても、受け止めても流すしかない」と、本気で思っているタイプ。
今回は、そんな私と旦那さん、HSP×非HSP夫婦が、8年間かけて歩幅を合わせたお話です。
「言えない私」に戻っていた
恋愛で自分を見つめ直して、「私はこれでいいんだ」って思えるようになってきたはずでした。
なのに、結婚した当初の私は、小さな違和感があっても言えなくて、気を遣いすぎてた。
また、HSPの殻に戻ってしまっていたのです。

そんな私に、旦那さんがよく言っていたことがあります。
――「言ってくれなきゃ、気付けない」
――「黙ってたら、わからない」
こんな言葉を聞くたび、胸がギュッと苦しくなりました。
言いたくないんじゃなくて、言葉に出来なかったのです。
嫌われるのも、空気が悪くなるのも怖くて、自分が我慢すればおさまると思っていました。
ストレスを握る私と、流す彼
HSPの私は、出来事を心の中で握りしめ、砕いて、分析して、やっと前に進む。
旦那さんはというと、受け止めても"流す"のが癖になっている。

その違いがあるからこそ、「何でわかってくれないの?」と悲しくなったこともありました。
でも、今ならわかります。
旦那さんは、察するタイプではなくて、むしろ 察することができない人。
それが、逆に良かったのかもしれない。
私が言ったことをそのまま受け止め、「そっちのほうがいいなら」と、静かに変わろうとしてくれる。
本人に言っても「そこまで考えてないよ」と言うだろうけど、私はその優しさに、ずっと助けられてきました。
8年かけて見つけた歩幅
昔は、1つの喧嘩が何日も尾を引いた。
私が、自分の気持ちを言葉にしたり、出来事を消化するのに時間がかかったから。
でも今は、30分以内で終わるのです。
魔法みたいだけど、実際は小さな積み重ね。

私は、自分が勝手に我慢したり、綺麗に伝えようとせず、溜めずにすぐ伝えることを学んだ。
旦那さんは、私には考える時間が必要で、話し始めるまで待つというコツを覚えた。
それだけで、世界が変わったのです。
彼は多分、ここまで深く考えてはいない。
「また考えてるなぁ」って思いながら、それでもちゃんと向き合ってくれています。
私はそれだけで、充分ありがたい。
真逆だから、補い合える
私は、深く考えずにはいられない。
旦那さんは、細かいことを深く考えない。
もちろん、お互い譲れない部分もあるし、治らないクセもいっぱいあります。
それでも、お互いの気質が組み合わさって、バランスが取れてきたのです。

私が、HSPを自己受容できたのも最近。
旦那さんに知ってもらったのも、最近。
けれど時間をかけて、やっと「間違ってなかった」と思える答え合わせができた気がするのです。
真逆なふたりだけど、それでも続いてる。
私たち夫婦は、時を重ねるごとにバランスが良くなってきた。
それでいい。

時間をかけて大丈夫。
私たち夫婦は、8年かけてやっと"ちょうどいいふたり"になれて、まだまだこれから。
夫婦のかたちを、ゆっくり作っていきたいです。
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HSPの私が、ドラマを見て心を整えることや、過去の恋愛と夫との結婚について書いています。