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HSCが飲み込んだ「嫌い」という言葉|5歳息子が行き渋った本当の理由

HSCが飲み込んだ「嫌い」という言葉

前回の記事で書いた、あの日。

先生と話をして、晴れやかな表情で帰ってきた息子。

担任の先生とも「明日も会おうね!」とハイタッチ。

 

しかし、家に着くとしばらくして、「明日休んでいい?」

 

えっ、解決したはずじゃなかったの?

動揺と同時に、どこか「やっぱり…」という感覚もあったのです。

今回は、その続きのお話を書いていきたいと思います。

 

息子の飲み込んだ言葉

実は、ずっと気になっていたことがありました。

その日の朝のやり取りです。

 

登園前に「何があったの?」と聞くと、

すると息子は、「〇〇くんの…」と、言いかけて言葉を飲み込んだのです。

あのその"言いかけ"が、ずっと引っかかっていました。

 

私は思い切って聞きました。

「〇〇くんのお母さんの、カンガルー先生?」

 

息子は「なんで分かったの?」という表情をして言いました。

「カンガルー先生、嫌いだから行かなーい」

 

「先生嫌いだから、行かなーい」

 

「嫌い」の裏にあるもの

これまで息子は、特定の誰かを避けることはありませんでした。

怖い先生はいても「嫌い」と言ったことはなかった。

たぶん息子なりに「先生が怒るのには理由がある」と、どこかで理解していたのだと思います。

 

だからこそ、この「嫌い」という言葉には重みがありました。

 

この「嫌い」という言葉には重みがあった。

 

パパは言いました。

「行きたくない理由を作ってるだけじゃない?」

 

しかし私は、これは、何かを感じ取っていると思いました。

「嫌い」にはきちんと意味があるのではないかと。

 

再び、先生たちへの相談

翌日、先生にもう一度相談することにしました。

正直、気まずさもありました。

先生たちは「解決した」と思っているかもしれない。

それなのにまた相談するなんて…

 

でも、親子そろって暗い顔で登園すると、担任の先生はすぐに察してくださりました。

私は伝えました。

「カンガルー先生がいる日は行きたくないと言っていて…

"本当の嫌"は、こちらだったのかもしれません。」

 

担任の先生たちはすぐに理解してくださり、

「今日はその先生との関わりはありません。

安心して登園できるようフォローしますね。」

 

さらに先生は続けました。

「特定の先生が理由になってしまうのは、

他の子にも通じる部分があるかもしれません。

上と共有させてください。」

 

その言葉に、私はほっとしました。

でも同時に「大きな話になったかな…」と、また胃がキリキリしました。

 

安心した息子の顔

息子にはこう伝えました。

「今日はカンガルー先生は違うお部屋だって」

すると、顔がぱっと明るくなりました。

 

途中で、ちらっとカンガルー先生の部屋を見ました。

そして"いない"ことを確認。

安心した表情に変わり、足取りも軽く教室へ向かったのです。

 

足取りも軽く教室へ向かった息子。

 

その後ろ姿を見て、私は思いました。

息子の中で「自分を守る感覚」が芽生えたのかもしれない、と。

 

「嫌」と言えた、その意味

実はこの出来事の少し前、私は息子にこんな話をしていました。

 

「パパやママ、先生、大人にも間違いはあるんだよ。

パパやママが言うことが、正しいことばかりじゃない。

自分の気持ちと違うと思ったら、言っていいんだよ。

 

もし保育園やお外で何かあったら、教えてほしい。

知らないと、パパやママは守ってあげられないから。」

 

きっと息子の中で、この言葉が残っていたのだと思います。

「自分の気持ちを出してもいい」

時間をかけて、そう感じられたのかもしれません。

 

「嫌」は、成長のサイン

HSCは、出来事そのものよりも、人の雰囲気や心のズレを敏感に感じ取る。

 

言葉では説明できなくても、

「何か違う」

「ここは苦しい」

そんな感覚が心の中で起こったのだとしたら…

 

自分にとって心地よくない刺激をキャッチして、

「安全じゃない」と心がサインを出していた。

息子の「嫌い」は、成長のサインをだしたのかもしれません。

 

人と人との境界線を学ぶ。

 

それは、人との距離を学ぶ"境界線"の始まりなのだと思います。

 

「嫌」を受け止め、安心を積み上げていく

息子の「嫌い」は、ただのわがままではありませんでした。

それは自分を守ろうとする、小さな力でした。

 

その感覚を否定せず、安心を積み重ねていきたい。

この積み重ねが、少しずつ“安心の貯金”になっていくのだと思います。

 

くまま
読んでくださり、

ありがとうございました!

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